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雪白した射影

趣味についてあれこれ書き連ねる備忘録

ユーフォルビア

【終了】2023秋ヤフオク出品のお知らせ



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 出品しました。今回は塊根植物の3点セットになります。個別に出品するのめんどくさかったからセット

1円スタートなのでそれなりにお買い得だと思います。今回は鉢ごとではなく抜き苗なのでご注意ください。ちゃんと夏場直射日光に当てて鍛えたので抜き苗発送でも冬越せるはずです。

オークションはここからです。よろしくお願いします。

2023/10/13追記

終了です。無事ご落札いただきました。入札していただいた方々ありがとうございました。

ギラウミニアナ2回目の分岐

前回、前々回モゾモゾしてると書いたところが分岐しました。ギラウミニアナの分岐はこれで2回目となります。動き出しは遅かったですけど枝ができ始めてからはわたしが水を多めにしたからか早かったです。今回枝ができたところが1箇所。あと将来分岐しそうでモゾモゾしてる成長点がもう2つあります。

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分岐点は中央左と中央右にあります。わかるかな?

やっぱ1回目の時みたいに綺麗に分岐しないんだなーと。こうやって少しずつ歪にゴツゴツと分岐していくんですね。私的には綺麗に分岐してほしいですけど、まま途中からいびつに分岐するのも植物ならではの味かなと。


最近ギラウミニアナを観察していて確信したんですがこの種はかなり水と日光が大好きですね。水やると本当によく反応します。パキポ以上に水好きなんじゃないかな。毎日じゃぶじゃぶ水や肥料やっても全然徒長しませんし。むしろトゲが伸び伸びしてます。あと葉がワックス状になっていて水を弾きます。もう本当にツルンツルンって。この葉なら他のユーフォより乾燥に強いかもしれません。

以上の観察から相当雨季と乾季の差が激しい地域に生えてるのでは?と推測してます。マダガスカルも場所によってはかなり雨降るらしいですしね。
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分岐の条件ですが枝の充実というより光の強さを重視してるように見受けられます。ヤフオクとか見てるとLED育ちのヒョロヒョロ株でもものすごく分岐してる株を見るので。光照度の問題なのかなあと。それに加えて枝や根の充実具合でしょうか…?3年育ててもいかんせんよくわからず。

ちなみに私のベランダの日照時間は現在朝の7時から夕方4時まで。大体9時間近く直射日光当たってます。年間だと平均7.5~8時間ぐらいだと思います。今が一番日照が長いですね。

とにかく夏場の水と日光が大好きなことは確かです。現地球の場合は知りませんけど。ギラウミニアナは成長速度もかなり早いですのでぜひ実生から育てていただきたい植物です。おそらく実生のパキポをきれいに育てられる人ならこの種もきれいに育てることが可能なはずです。成長速度もパキポに比肩するレベルかそれ以上でしょう。上手い人がやれば実生からでも10年経たずに現地球より立派な株ができそうです。ぜひ現地球ではなく実生株を入手して育ててみてください。

最近追加した植物あれこれ

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Agave victoriae-reginae "kodama"


なんか高い笹の雪。わたし門外漢なので知らないんですがなんか一番綺麗らしいです。やすかったので入れておいたらなんか落札できちゃった。

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Euphorbia pachypodioides

あまり人気がない気がします。でもギラウミニアナみたいに大量に現地球輸入されても嫌なのでこのままでいてほしいですね。

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件の方。最近はよく水をやってるのでだいぶ膨らみました。

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多肉ですが鉢がバラバラなのでそろそろ統一したいなあと考えてます。とりあえず適当に使えそうな鉢に突っ込んでますので。でも案外探すと良い鉢ってないんですよねえ。あっても一部サイズしか取り扱ってなかったり。わたしの理想は安っぽくなくてしっかり厚みのあって浅鉢も深鉢もある黒のプラ鉢なんですがそういうのってないんですよ。なのでいつもポリポットとか間に合わせの鉢使ってる。中途半端に揃えるぐらいならポリポットでいいかなあって…。でもダサいんだよなあ。ポリポット。かといって中途半端に揃えたくないし。まいった。

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Agave oteroi


これも安かったので追加してみました。一時期よりは落ち着いたみたいですけどやっぱ高いですね。

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Dioscorea elephantipes

これもやっぱり安かったから追加してみたやつ。よく伸びます。


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Rose "green land"

うちのブログ見てる人はあんまり興味なさそうなミニバラ。白のカップ咲き。微香らしい。もう少し場所があればバラ追加したいのですけどもね。

園芸店やヤフオクを見回ってこれはという植物だけ買ってます。園芸も楽しいけどやっぱり程々がいいかなと思って。また次引っ越しするときも大変ですし。それに冬に室内に入れるのもめんどうなので。なるべく一年中外置きできる植物を買ってます。手間暇考えると今後は丈夫な山野草が増えそうです。

塊根植物の現地球について

はじめに断っておきます。愚痴です。

最近X(旧Twitter)で植物好きの方にフォローされることが多いです。

ダウンロード
これね

で、プロフィール覗いて見るんですよ。そうすると大体グラキリスの現地球かパキプスの現地球が鎮座してる。本当に最悪。申し訳ないんですけど片っ端からブロックしてます。

最近特に酷いなあと思うのが初心者と思われるアカウントが片っ端から現地球買ってるところ。コロナ前は塊根ブームも落ち着いてて現地球から実生株へシフトした感じがあったんですがコロナ以後、特に現地球ブームが再熱してるなあという気がします…。特にギラウミニアナ。前はこんなゴロゴロ現地球が入ってこなかったと思うんですが最近ヤフオクでめちゃくちゃ見る。最悪。引っ越してから2年ほどゴタゴタしてたからこの間は知らないんですがまー2年前より酷いですね……。
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映ってる多肉はぜーんぶ実生

初心者の方々が現地球を3年以上維持できる確率は50%もないと思います。やめましょう。わたし個人としては現地球栽培を全て否定するつもりはないです。このブログを見てもらえばわかりますが私もステファニアの現地球と思われる株所持してましたし、私自身現地球好きです。(ステファニアの実生とかきいたことないからたぶん現地球)今は一切持ってないですけどね。それに大半の植物は現地球を輸入して種を採るところから始まるでしょうし。

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Major threats are habitat degradation, fire, collection for the horticultural rade.
The continuing decline qualifies it for Critically Endangered.

パキポディオイデス減少の主な原因は生息環境の悪貨、火事、園芸目的の採集
絶滅危惧2類
(絶滅の危機に瀕してます)
引用元 https://www.llifle.com/Encyclopedia/SUCCULENTS/Family/Euphorbiaceae/25960/Euphorbia_pachypodioides

ただ百歩譲って成長が遅いパキプスみたいな灌木系の現地球買うならわかりますが、栽培メソッドが確立されてるパキポの現地球がゴロゴロ輸入されてるのは意味がわからないし、それを買う初心者もわからない。買う前になぜ現地球がタブー視されてるのか下調べぐらいしたほうがいいと思います。

あと流行りのLED栽培、これも水草やサンゴ、それに類する熱帯植物でやるならともかく砂漠の植物に適用するのは正直まだわからないところが多すぎて勧められないですね。やるとしてももっと実生株で実験してデータを取ってからのほうがいいんじゃないでしょうか。

現状のパキポの栽培メソッドもなぜだかわからないが、外だと形良く育つということがわかってるだけでどの要素が作用してるのかわかっていないのです。

ダウンロード (2)
記憶に新しいサボテン盗難事件。当時はかなり炎上してました
引用元 https://www.gizmodo.jp/2021/07/cactus-overhunting-spreads-on-social-networking.html


話ズレましたが、要は最初は現地球買うな、実生株やれ。と私は言いたい。


こういうこと書くと新規が参入してこなくなるなんて言われそうですけどたぶん新規が参入してこないほうが自然だけ見たら平和です。そうなったら商業的には利益でないでしょうけど。まあそもそも現状の薄利多売のビジネスモデルでは成長が遅い植物を営利目的で栽培することに無理があると思われます。実際温室育ちの株とか外に出すとすぐ形崩れるしね。

わたしが現地球買わないのは植物は野生のままが一番美しいと思ってるから。だから実生株だけ。そもそも本当に現地球が認可を得て輸出入されてるかわからないですしね。実際明らかに盗掘じゃね?って個体がヤフオクにたまに流れてたりします。

幸いそういった個体を育ててる方はまだ見たことないんですけど、探せばいるんだろうなあと。こういったことを考えただけでイライラします。ともかく現地球というのは色々な意味でリスクが大きいのです。全く持って初心者向きじゃない。まずは実生株で腕を磨いてからでも遅くはないはず。

本当に再三になりますが、ろくに育て方わからんなら現地球は買うな。以上。



この記事読んで実生を始めようかと思った方向け

夏の終わり

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Pecteilis radiata 

サギソウです。カインズで300円。手前の日当たり準一等地スペースが開いてるので湿生植物もいけるかなと。来季用に見切り品買ってきました。ちなみに前育てていた個体群は私がメンタルやられてるときに消えました…。

ラン科だと一番好きです。ちなみに2番目はナゴラン。砂利植えが好きなんですけど店舗に売ってるやつって大体ミズゴケ植えなんですよね。これはミズゴケと砂利のミックスっぽいですけど。生水苔ならともかくミズゴケミックスは通水性のコントロールがやりにくいので嫌いです。サギソウは砂利植えがベスト。
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Euphorbia gullaumniana


ついでなのでこの前紹介しなかったギラウミニアナ。ちょっと水多めにしたらモサモサになってしまいました。たぶん水多いと思います。

ギラウミニアナは基本的にはパキポと同じ育て方で育ててほしい植物。逆に言うと実生のパキポが育たたない環境であればギラウミニアナを形よく維持するのは難しいのではないかと。

昨今はヤフオクで現地球いっぱい流れてますがアレを見るたびに得も言われぬ気持ちになります。現地の画像検索するとわかりますが遮蔽物が全くない場所でポツポツと生えてるような植物です。半日陰じゃ絶対無理。LEDは試したことないのでわかりませんけどあれもそれなりに照射しないと厳しそうですね。

ちなみに我が家は夏至でも6時間は当たるのでなんとか維持できてるって感じです。今の時期は7、8時間ぐらいでしょうか。それでもベランダじゃ光線の角度が厳しいので毎日仕事から帰ってきたら鉢をクルクル回したり水絞ったり。徒長しないようにアレコレ手をかけてます。

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先日見たところ節目がモゾモゾしてたので来年か再来年辺りに2度目の分岐しそうです。枝もできてきましたしね。とはいえこの環境で調子乗って水やると徒長しかねないので……もしかすると次の分岐は3年後ぐらいかも。ギラウミニアナ自身はやる気あるみたいなので私のさじ加減次第かな。今後は硬作りするつもりなのできっと3年後です。3年後とかわたしアラサー……

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Euphorbia ambovombensis

根本から枝生えてきました。育てて楽しくないので近いうち手放すかも……。でも手放すほど手がかかってるわけでもないし邪魔なわけでもない。なんやかんやズルズル置いておく気もします。

塊根性ユーフォの例に漏れず塊根は埋めたほうが調子いいし成長も早いです


ちなみにですが調べたところ

Habitat: Its natural habitats is the Alluaudia-Didierea forest around the small town of Ambovombe, on rich soil in deep shade under shrubs. 

rich soil(肥沃な土)とのことなので腐葉土ガバガバ入れたほうがいいのかもしれません。今年まあまあ液肥やってますが液肥やってからかなり調子良いです。もし来年までキープしてたら腐葉土多めに入れます。

参考ページ

https://www.llifle.com/Encyclopedia/SUCCULENTS/Family/Euphorbiaceae/25988/Euphorbia_ambovombensis


追記 8/31

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1つだけ分岐してました。3年後じゃなくて3日後の間違いでしたね。まだ節目がモゾモゾしてるから動きそうですけどもうすぐ秋なので微妙かも。先に休眠しちゃいそうです。

雑記

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サウンデルシー6/26 ビスピノーサム8/6にそれぞれヤフオクにて入手

2年前に処分したパキポですがまた少しずつ増やし始めました。

理由としては

・南向きベランダでもゆっくりではあるが形良く塊根植物を育てられることがわかったこと
・引っ越し当初0だった資産が100万を超えるほど増え精神的な余裕ができた

といった2点が大きいです。特に後者はわたしの精神的な余裕の底上げに寄与してくれました。元々極貧生活を送っていたので生活水準が低く、普通に暮らしても10万近く貯金できるため毎月余剰資金をインデックスファンドや高配当に入れています。上下の変動があるとはいえ勝手に増えていくので気持ち的にはかなり助けられています。

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サウンデルシーは葉がウネるのが特徴。夏終盤でもないのにウネってない場合は日照が足りてません

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死にかけだったグラキリスもなんやかんや水吸って大きくなりました。順調に太ってます。若干徒長してる感は否めないもののこのペースなら来年か再来年には開花して綺麗に太りそうです。形崩れの心配はもういらないでしょう。

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見るたびに大根を思い出すのでパキポのことマダガスカル大根とかアフリカ大根って呼んでます

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左のアデニウムは今年の冬(2月頃?)にホームセンターで100円で買ったものだったと思います。試しに液肥ガバガバ与えて実験してたのですが随分大きくなりました。少なくとも横幅が2倍以上になってます。これだけ成長するなら剪定して作り込む植物に関してはもっと液肥やってもいいじゃないかなと。もちろん形崩れても嫌なので難しいところではあるのですが。

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よく見るアラビカムベースの雑種っぽいですね

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これはオベスムワイルド。上のアデニウムと比べるとぜんぜん違う。上は地上が太るけどこっちは地下しか太りません。やっぱり本物のオベスムっぽい。

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モンソニア(サルコカウロン)やエブレネウム

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今年初めて花が咲きました。枝もグイグイ伸びてます。

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気がついたら一番付き合いが長いパキポになってしまったエブレネウムです。そろそろ種から4年目でしょうか。雑な扱いにも耐えてくれてます。



ところで当ブログは来年11月で10周年となります。ダラダラ書いてるブログですが毎日人が来て栽培記事がよく読まれているみたいです。そこで今までここはから引っ越して植物の栽培やサンゴの飼育方法などをまとめたサイトに引っ越そうかと思っています。ブログだと栽培の解説とか書きにくいので。

サイトで栽培記事まとめてブログはサイトの日記コンテンツとして扱おうかなと。そうすればわたしも自由に書けますし見たい人は栽培記事だけ見れます。より興味があるならブログで日々の出来事を追ってもらえればと。

最近思いついて少しずつコーディングしてるところなのでまだまだ先だとは思いますが。一応来年を目処に移行するつもりです。移行時にはまたこちらのブログでお知らせします。

ギラウミニアナの定点観測

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ギラウミニアナです。記録を見たところ19年実生なので今年で4歳のようです。
わたしがまっっっったくやる気ないので当ブログほとんど更新しないんですが未だにギラウミニアナの育て方がちょくちょく見られてるようなので。なにかの参考になればと最近のギラウミニアナ記録です。

詳しい育て方が気になる方はフォローした後にTwitterで直接お尋ねください。FF外の通知は切ってるのでフォローしないとリプやDM届きませんのであしからず。

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完全に分岐して枝ができてきたかなといった感じです。幹も少しずつ太ってきてガッシリしてきました。ちなみに去年はみずいっっっっっさいやってません。精神的にキツかったので。夏場も雨水だけで、冬場は余裕ある時にほんの少しだけ水やりました。でも枯れない。丈夫。横殴りじゃないと雨かからないんですが塊根はそれでも育つようですね。

雨ざらしにしてたときと比べて棘が密集しておりギッチリ育ってます。ちなみにこれはギラウミニアナだけではなくパキポやアデニウムも同じような特徴が見られます。丈を詰めたいなら軒下で水やらずに放置というのも1つの手ではないかと思います。

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写真一切撮ってなかったのでこれだけ。真ん中後ろ

さすがに雨ざらしと比べたら成長速度は遅いですがそれでも写真で見比べると大きくなってますね。1cmぐらいかな。


去年に比べたらまだ余裕はあるんですが忙しいので今年もこんな感じで基本は水やらない方針でいくつもりです。徒長が怖いので引っ越すまではこんな感じで硬作りしていきます。

やっぱり塊根が好き

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涙が出るほど懐かしい姿と形


買っちゃいました。恵比寿笑い。あんなに苦しみながらほとんどの塊根を手放したのに。どうして……。

近所の園芸店にフラっと気分転換兼ねて入ったんです。その日は珍しく快晴でわたしは特に買うつもりはなかった。一年草でも物色して帰ろうかと。で、あったんです。ハウスの奥に。カクタス長田さんのちょっとレアな多肉植物シリーズが。ドンと鎮座してたんです。懐かしい姿と形、私の脳がこれらを認識した瞬間に理性が吹っ飛びました。1分後にはカゴに入れてレジに並んでましたよ。
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一緒に買ってきたユーフォ アンボボンベンシス。自生地のこと考えるとちょっとレアどころではなくてURぐらいな気がしますが……。ちなみに雌雄さえ揃えば結実は用意で増やしやすいらしいです。

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同じ一緒に買ってきた札落ち原シク。おそらくコウムでしょう。良心的なお値段してたので買ってきました。

こうやってかつて育てていた種類が帰ってきて嬉しい反面、ここで育てられるかなと一抹の不安を覚えたり。南向きですけど一階なのでね……。目の前にマンションがあって日がさす時間が少し遅いのです。おそらく育てられるだけの日光はあると思うんですが以前と比べると遅くなるかなと。特に日光を要する種類のパキポだと徒長しないか不安です。大丈夫だと思うんですけどね~。

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ちなみに現在絶賛大規模修繕中。ベランダに布がかけられてます。おかげで貴重な日光が遮られる……。日照がどれくらい入るのか正確な測定もできず困ってます。

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ベランダの植物たちは棚ごと布が隅に寄せてます。こちらは東側になってるので午前中は日光が入ります。

4月頭には終わるということで夏型の植物には影響なさそうなのが幸いでしょうか。雨天が続くと長引くらしいのでなんともですけど……。早く終わることを祈りたいと思います。

似た者同士

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Euphorbia pachypodioides

最近某フリマアプリで買ったパキポディオイデスです。マダガスカルのアンカラナ保護区のごく一部に自生する希少種です。人気はある方だと思うけどあんまり見ないユーフォルビア。(マイナーの中のメジャー?)同じところに似たような柱状ユーフォルビアが生息しているらしいですが、でっぷり太るのはコイツだけじゃないでしょうか?

小さくて木質化してないのでおそらく国内実生個体。前々から気になってたので今回思い切って買ってしまいました。管理ですがパキポと同じように育ててます。ただしユーフォルビアらしく根張りが弱いのでパキポより水の回数は若干多めです。あまり乾かさないほうが無難でしょう。


ちなみにこの個体、見ての通りクソ細長いです。画像はもっと短い個体だったんですけどね。植え替えたら徒長部分思いっきり埋められてました。そういうことなら説明文に書いておいてくれよなあ………。

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Pachypodium baronii var. windsorii

せっかくなのでウィンゾリーです。自生地こそ違いますが似たようなところに住んでます。

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似てる…似てない?自生地は違うんですけどねえ。これぞ収斂進化の賜物
特に両方とも徒長して細長いところが似てる。もっと太ってくれてもいいんだよ。
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Pachypodium decaryi

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Pachypodium ambongense

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似た者同士というとこちら。左がデカリー、右がアンボンゲンセ。どちらも枝を伸ばしてから基部がボトル状に太るタイプです。花が白い点も共通しています。どちらもレウコポディウム節に分類されるパキポディウムで遺伝子的にはまあまあ近いと思います(諸説あるらしい。近いといえば近い)

どうやらこの二種類は自生地が近く自然下では交雑種も見受けられるそう。開花したらぜひ種を取って再現してみたいと思ってます。

ギラウミニアナとの付き合い方

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Euphorbia guillauminiana

ギラウミニアナです。1年半ほど管理してます。前回ササッと流してしまったので今回は管理面のことについてフォーカスして書いてみます。

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パキポやアガベと同じ場所に置いている

基本的にはパキポと同じように管理しています。一日中直射日照が当たる場所に放置。もちろん雨ざらしにしてます。

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写真上部 成長点前後がひび割れている

雨ざらしにするとこのように大量に水を吸って身割れします。パキポやアデニウムも身割れしますね。サボテンやメセンなんかだと観賞価値が落ちるので忌避される傾向にあるようですがこの種に関しては別です。順調に生育している証ですのでガンガン雨風に当てていきましょう。

春~秋で雨がふらないときは表土が乾いた辺りで鉢の底から水が溢れ出てるまで水をやる。乾きにくいところに住んでいるなら一日か二日置いてもいいかな。私は風が強い地域なのでドンドンやってます。

多湿に弱いと聞きますが、おそらくそれは現地球の場合ででしょうか。実生のギラウミニアナは暑さ寒さに強く非常に丈夫で雨ざらしでも枯れません。むしろ丈が低くガッシリ育つ傾向があると私は睨んでいます。もちろんまだ1年しか育ててないので仮説の域を出ませんが。

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入手直後 2020年2月

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2020年5月後半 大体3ヶ月半後
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2020年6月 
梅雨に雨晒しにしたことで一気に太る。

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2020年 秋頃(11月ぐらい?)
気温の低下とともにだんだん禿げてくる

上記に書いたように耐寒性もまあまああります。気温が下がってくると葉が黄色く変色しポロポロ落ちてくるので適当なところで断水して室内に取り込みます。ユーフォルビアらしく断水すると細根が死にやすい傾向にあるので私は冬期に乾かさない程度にサッと水をやってます。ササッとやるのがコツです。ドバっとかけると根腐れします。

耐寒性があるといってもグラキリスより若干あるかな?ぐらいで屋外越冬出来るレベルではないです。10度前後を目安に温度を保つのがベストだと思います。ちなみに耐暑性は抜群で真夏に遮光なしでも特に葉焼けも起こらず普通に成長してました。むしろ気温が高くなっただけ成長速度上がってたかな?夏型の植物だけあります。


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とまあこんな感じで育てていたところ今年分岐しました。私のギラウミニアナはおそらく実生2年か3年の株ですがもう分岐し始めましたね。この分岐に関してのメカニズムがよくわからず。現状では完全にギラウミニアナの気分次第かな?といった感じ。この種はどうやらパキポのように開花せずとも分岐するみたいです。気がついたら成長点の下からゆっくりと新しい成長点ができていました。

少なくとも一朝一夕に分岐するものでもありませんし、のんびり育てるのが一番かなと思います。とにかくコツとしては日照を第一に取ることが大事だと思います。皆さんが思ってる以上に日光好きです。コイツ

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おまけ

まだまだ元気なポリフィラ。夏至から二重鉢にしました。

追記

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1ヶ月後の姿。


2023年 追記

未だにこの記事がよく読まれるので2023年度版の記録を追加しました。
ついでに入手直後の古い写真が出てきたので追加しておきました。成長速度の参考にしてください。




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