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雪白した射影

趣味についてあれこれ書き連ねる備忘録

動植物

ギラウミニアナとの付き合い方

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Euphorbia guillauminiana

ギラウミニアナです。1年半ほど管理してます。前回ササッと流してしまったので今回は管理面のことについてフォーカスして書いてみます。

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パキポやアガベと同じ場所に置いている

基本的にはパキポと同じように管理しています。一日中直射日照が当たる場所に放置。もちろん雨ざらしにしてます。

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写真上部 成長点前後がひび割れている

雨ざらしにするとこのように大量に水を吸って身割れします。パキポやアデニウムも身割れしますね。サボテンやメセンなんかだと観賞価値が落ちるので忌避される傾向にあるようですがこの種に関しては別です。順調に生育している証ですのでガンガン雨風に当てていきましょう。

春~秋で雨がふらないときは表土が乾いた辺りで鉢の底から水が溢れ出てるまで水をやる。乾きにくいところに住んでいるなら一日か二日置いてもいいかな。私は風が強い地域なのでドンドンやってます。

多湿に弱いと聞きますが、おそらくそれは現地球の場合ででしょうか。実生のギラウミニアナは暑さ寒さに強く非常に丈夫で雨ざらしでも枯れません。むしろ丈が低くガッシリ育つ傾向があると私は睨んでいます。もちろんまだ1年しか育ててないので仮説の域を出ませんが。

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入手直後 2020年2月

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2020年5月後半 大体3ヶ月半後
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2020年6月 
梅雨に雨晒しにしたことで一気に太る。

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2020年 秋頃(11月ぐらい?)
気温の低下とともにだんだん禿げてくる

上記に書いたように耐寒性もまあまああります。気温が下がってくると葉が黄色く変色しポロポロ落ちてくるので適当なところで断水して室内に取り込みます。ユーフォルビアらしく断水すると細根が死にやすい傾向にあるので私は冬期に乾かさない程度にサッと水をやってます。ササッとやるのがコツです。ドバっとかけると根腐れします。

耐寒性があるといってもグラキリスより若干あるかな?ぐらいで屋外越冬出来るレベルではないです。10度前後を目安に温度を保つのがベストだと思います。ちなみに耐暑性は抜群で真夏に遮光なしでも特に葉焼けも起こらず普通に成長してました。むしろ気温が高くなっただけ成長速度上がってたかな?夏型の植物だけあります。


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とまあこんな感じで育てていたところ今年分岐しました。私のギラウミニアナはおそらく実生2年か3年の株ですがもう分岐し始めましたね。この分岐に関してのメカニズムがよくわからず。現状では完全にギラウミニアナの気分次第かな?といった感じ。この種はどうやらパキポのように開花せずとも分岐するみたいです。気がついたら成長点の下からゆっくりと新しい成長点ができていました。

少なくとも一朝一夕に分岐するものでもありませんし、のんびり育てるのが一番かなと思います。とにかくコツとしては日照を第一に取ることが大事だと思います。皆さんが思ってる以上に日光好きです。コイツ

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おまけ

まだまだ元気なポリフィラ。夏至から二重鉢にしました。

追記

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1ヶ月後の姿。


2023年 追記

未だにこの記事がよく読まれるので2023年度版の記録を追加しました。
ついでに入手直後の古い写真が出てきたので追加しておきました。成長速度の参考にしてください。




アグラオネマピクタムを常湿で育てる

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Aglaonema pictum tricolor "元祖"

本日はアグラオネマピクタム。園芸メインというよりかはどちらかというとアクアメインの人で流行ってる植物かな。ちなみにこのブログすっかり園芸ネタばっかりですが私も元々アクアリウムから園芸に入ったクチです。アクア歴のほうが園芸歴より5年近く長いんですよ(隙自語)アクアネタもぼちぼち更新していく予定です。

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我が家では購入して以来、ずっと常湿で育ててます。去年の夏に購入したのでそろそろ1年ほどでしょうか。

※アグラオネマを栽培してる部屋(私の部屋)の湿度は年間を通して60%~70%で安定しています。そのため当ブログでは主に『60%前後の湿度で熱帯雨林出身の植物を栽培すること』を常湿栽培と定義しています。特に注釈がない限り60%前後の環境で栽培されているとお考えください。

導入初期

特にアグラオネマに対して特別なことはしていません。普通の観葉植物と同じように表土が乾いたら水をやってるだけです。我が家では乾いたらやる杜撰な管理ですが、マメに水をやるぐらいのほうが良いと思います。
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きれいに展開すれば葉はきっちり立つが……


どうも水切れに弱いらしく水が枯れると葉がすぐに垂れます。おまけに長時間水切れしたまま放置すると葉が垂れたまま復活しないめんどくさい性質があるので……。

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杜撰な管理をすると葉が垂れる(写真下部)


あとアグラオネマですが腰水だと根が発達しないのでオススメしません。おまけに腰水だと鉢内の酸素が不足するのか根が腐るみたいなんですよね。個体差あるのでなんとも言えませんが。とにかくオススメはしないとだけ言っておきます。腰水は旅行中みたいなマメに面倒見られないときだけにしましょう。

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こういう環境で1年ほど育てました。ライトの点灯時間は常に朝9時から夜の22時まで。およそ13時間です。アグラオネマは他の観葉植物に比べて相当弱光でも問題なく育ちます。なんなら蛍光灯でもいけるかもしれません。


栽培初めて1ヶ月か2ヶ月辺りの写真。上の写真と比べるとライトが1灯少ない。


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こんな感じの管理続けてたら子株が4つ生えてきました……株分けしてヤフオクに出すか悩んでます

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大きさの比較用に皆さんおなじみイニシャルスティックを置いてみました。月に1枚展開する程度のスピードです。まあまあ根も張るので毎年の植え替えを推奨。

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以上で終わり。また何かあれば書きます。では

N.lowii × ventricosa red

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ヤフオクにて。ヒーローズピッチャープランツさんが入手した個体。素性は不明です。よく出回ってる系統ではなさそうですが……?



入手時の写真。

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現在の写真。袋の持ちはなかなか良いです。親のローウィも袋の寿命結構ありますものね。

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あんまり成長してない…してなくない?

私がちょっと忙しさにかまけて世話を放置したのであまり成長せず……。でも枯れません。世話をサボったからと言ってリーフスパンが小さくなることもありませんし。交配種だけあって剛健です。

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今作ってる袋です。だんだん赤く色づいてきましたね。

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水やり風景

管理ですが我が家ではベントリコーサの管理に習って乾かし気味にしてます。と言っても表面が乾いたら水やるかなーといった感じで。適当です。逆に言うとこれだけ適当な管理でも育つんですよね。これであのアッパーピッチャーが見れるのであればかなりの良種ではないかと思います。

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最もアッパーができるほど大きくなったら今みたいに壁にかけるのは難しいのではないかなと思ってます……。ネペンテスって結構大きくなりますからね。今後が不安。

ゴルゴニス

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無様に徒長したゴルゴニスです。どう育てたら良いのか本当によくわかりません。

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手で持ってる部分にパワータンク(?)がある

どうやら水分に過敏に反応する植物らしく、水をやるとすぐに伸びます。また水を数日切らすと枝が黄色くなって枯れます。推測ですが水が切れた場合は枝の水分を使って体内の水分を確保しているのではないのでしょうか。

また本日引き抜いてみたところ根にパワータンクらしき物体を確認しました。普段はこのパワータンク(仮称)と枝に水を溜め込み長期の干ばつに耐えるのではないかと。

乾燥地帯に生息していますが多湿に弱いわけでもなく梅雨時に雨ざらしにしても枯れませんでした。
たぶんその実験のせいで伸びた。


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反省を踏まえ、やたら用度をオリジナルの多肉用土から水切れが良いゴールデン粒状培養土(単体)に変更。鉢の容量考えるともっと軽石混ぜても良い気がしますが……。あいにく手持ちになかったので今回は単用仕様です。この状態で日当たりが良くなおかつ雨避けできる場所に置く予定。これでまだ徒長するようなら割合変えます。

経過観察はまた別途記事にする予定です。

夏冬ブーファン

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Boophane disticha


ブーファンです。決してハゲ散らかした玉ねぎではありません。2020年の秋口にヤフオクで入手した個体です。ウィンゾリーと同時期ぐらいでしょうか。適当に入れておいたら落札できた個体。

ブーファンと言えば外せない話題に夏型冬型論争があります。この子は南アフリカの東ケープ州、西ケープ州は両方に分布してるんですが、またこの地域は東西で夏と冬の降雨期が相違があり、東ケープ州は夏に降水し、西ケープ州は冬に降水します。西ケープ州には冬型種(サルコカウロンやらリトープスやらエリオスペルマムとか色々)が生育し、東ケープ州には夏型種が生育します(こっちは何がいるかしらん)


要は生えてた場所が東か西で夏型か冬型か成長期が変わるという話なんですが。

この子、冬はフッサフサだったんですね。寒風や秋雨に当ててもピンピンしてたし。で蒸し暑くなってきたら落葉したのでほぼほぼ冬型だと思ってたんですが……。

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生えてきた。葉が。しかも1枚偶然に生えてきたとかじゃなくて次の葉もスタンバイしてます。一体どっちなんでしょうねえ……。州境とかもありかと思いますけど。そもそもこのブーファン国内実生っぽいから休眠期という概念がないのかもしれない。


※もしくはまだ小さいから休眠せずにずっと動いてるとか。休眠するにも体力いりますから株が小さいと休眠しませんよね〜。

あと葉が枯れた件についてですが、もしかすると冬にでた葉が強光で焼けただけなのでは?とも思ってます。適当に育てていたので葉が本当に焼けたのかどうかわからず。要検証。(聞いた話によるとブーファンは葉が焼けやすいらしい。真偽は不明)
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ちなみに私は球根を全部埋めてます。球根を露出させて観賞する趣味はないので。最も露出させても塊根部(正確には球根)が小さいので面白くないんですよね~。なので我が家では "塊根植物" ではなくアフリカの "球根植物" として育てます。

やっぱり埋めたほうが機嫌良いですね。特に工夫もなく表面が乾いたら水やるだけの脳死管理ですが特に問題が起こったことありません。酷暑にも酷寒にも強い。かなり強靭な植物なのでは思います。おそらく球根を露出させて育てたらもっとデリケートな性質になるんじゃないでしょうか。

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まだまだ小さいサイズですが4号ロング鉢に植えてます。これ大きくなったらどうなるんでしょ。10号鉢で収まるのかなあ。ちょっと将来不安ですね。最もそんなに大きくなるまで生きてるかどうかわかりませんけどね

プセウドリトス

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Pseudolithos migiurtinus


実生です。去年実生したのですがあまり成長しませんでした……。

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若干肌が焼けてます。たぶん遮光するのが正しい。

ビビって水を少なめにしてたんですが、この個体はどうやら水が好きらしく現在は表面が乾いたらやってます。水で腐るのはおそらく現地球や大きい個体だけでしょう。なんなら湿気でも腐るらしいですが……(ネット上に梅雨や秋雨の湿度で腐った記録が散見してます。検索してみてね)。うちの個体は特に問題ないですね。多湿な環境で実生した個体だから問題ないと推測しています。もちろんプセウ的には乾いたところが好ましいんでしょうけどね。

ということで実生だったらどんどん水やって構わないと思います。私は雨が吹き込む場所においてますが特に腐る様子なし。ちなみに実生1年目だと雨粒で身が割れるので、肌が硬質化するまで雨が吹き込む場所に置くのはやめたほうが良いです。実生した個体が5つあったんですけど4つ割れてお亡くなりになりまし。最もそんなところにうっかり置くような人間は私以外にいないと思いますが……。


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とてもちいさい

最近はハイブリッドらしき種類が流通しているらしいですが、この個体が純血なのかハイブリッドなのか不明です。純血種のインボイスで種子を入手したので当ブログでは純血種として扱っていきます。


早く大きくなってほしいところですがあいも変わらずスローペースで生育中です。コツをご存じの方がいたら教えて下さい。

ネバデンシスの受難

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Agave utahensis var nevadensis


アガベ熱が再熱してるので今日はネバデンシスについて書きます。




2年前に実生した個体です。放任主義過ぎてあんまり大きくなってない……わけです。はい。

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ちなみにこの子、半年ほど行方不明になってまして……。本日畑の雑草の中から見つけました。上の写真が発見時の写真。この個体20粒まいた中の唯一の生き残りなんですがとにかく強健な性質してまして。真夏だろうが真冬だろうが1年中どんなときでも外に出してますが元気です。多湿にも乾燥にも強い。本当に楽な子なのでついつい放任しちゃいましてね……。ヘヘッ…

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試しに引き抜いてみたら根も無事でしたし何なら新しく白い根出てました。なので今回は鉢もワンサイズ大きくしてみました。

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かなり乾燥に強いことがわかったのでチタノタと同じようにゴールデン粒状培養土(多肉用)メイン。あと前の用土を嵩増しのために混ぜてます。


今はユタエンシスといえばエポリスピナが人気みたいですけど、ネバデンシスは人気ないのかな?私が実生した頃はどちらも今ほど人気なくて種も株も普通に買えたんですよね。今は右も左もエボリスピナって感じで。たまにネバデンシス見かけるかな?って感じ。エボリスピナでここまでブームになるとちょっと欲しくなりますね。結構ミーハー気質なところあるので…w まあ既にネバデンシスがいますし要検討かなと。ブームもあって価格が高いですしね。

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今年度からはもうちょっと真面目に面倒見るつもりです。ホントだよ。

メダカビオ

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ビオトープです。すっごく雑なビオトープですが……。最近というか先月から作り始めました。
白メダカ中心にジェックスの快適繁殖ケースMに雑に突っ込んでます。このケース値段の割には丈夫なんですがいかんせん見た目が悪いですねw当たり前ですが発泡スチロールにしか見えない。

今回お試しということで買ってみましたがリピートはしないかなあ……。メダカの繁殖が完全に軌道に乗ったらもっとオシャレな入れ物に買い換える予定です。

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右が白メダカ、左は紅帝メダカを入れてます。植生もちょっと買えていて左は有茎草を中心にセレクト。右は抽水植物を中心に入れてます。……最もグリーンウォーター化が激しくて水草もクソもないですが。
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シラサギカヤツリ入れてみましたが……水深が深すぎてうまく育たず。そろそろ諦めて取り出すつもりです。やはりこの植物は浅瀬じゃないとだめですね。ちなみに後ろのナガバオモダカもなんと買って感じです。正直水深が深すぎて抽水植物育てるには向いてない気がします……。

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撤去されたシラサギカヤツリとナガバオモダカ

ビオトープは今後どうするか考え中です。なんとかユーチューブでよく見るオシャレな感じにしたいですね……。

その他塊根

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Euphorbia guillauminiana

ギラウミニアナです。今年で2年目です。確か。

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若干薄茶色の部分が去年の成長した部分ですね。焦げ茶は一昨年かな。こうして見ると意外と成長してます。管理はパキポと同じように雨ざらし日晒し。長雨時も雨ざらしです。現地株の管理は知りませんが国内実生に関してはとても楽ですね。日差しを確保できる方ならオススメの種類です


2020年8月ごろのギラウミニアナ

順調に生育してますが枝分かれする雰囲気はないですね。来年か再来年あたりでしょうか

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Sarcocaulon vanderietiae


これは3年目かな…。いつからいるのか忘れました。少しずつ枝増えてます。そろそろ花を拝みたいのですが咲いてくれません。


大体1年前

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Adenia glauca

全然成長しません。幹が焼けてるあたり日光が強すぎるのかなと……。枯れはしないけど成長が鈍くなるのでアデニア類は半日陰推奨です。

アデニウム ワイルド

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Adenium obesum 'Wild'

なんの変哲もないアデニウムです。一応オベスムのワイルド由来種子とかなんとか。ちなみにコイツは去年播種した個体です。

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アデニウムといいますと亜種がいっぱいありまして。その中でも純血のオベスムとかいうと結構レアなんじゃないかなと思います。ほぼ市場に出回ってませんから。最もこの個体が本物かどうか確かめるすべがないわけですが……。

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今後は少しずつブログで観察記録を付けていきたいと思います。本物のワイルドだったら良いな…!
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