なんか最近ビカクシダの値段が上がってるらしいんですよ。
久々にビカク買お~と思ってヤフオク見たらびっくり。2年前と比べて大暴騰。

品種もわんさか出てて種間交雑なのか実生選抜なのかわからない始末。詳しくまとめられてるサイトもないし。どうなってるんでしょうね。

というわけで本日はそんな中で買ってしまったビカクのメモ書きです。
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Platycerium ridleyi


リドレイです。胞子培養からのセルフ個体。特に至って記述することもないどこにでもありそうな個体です。ビカクっていつから板付にするべきなんでしょうね。中途半端な大きさだと逆に付けづらいです。


巷では低温に弱い!とか言われますけど私個人ではそうでもないかなあと思います。前に育ててた個体は無加温室内で普通に葉も痛むこともなく越冬してましたので。なので耐性としてはウィリンキーとコロナリウムとあまり変わらないかなという印象。この2つが枯れずに育つならたぶん育てられます。

どちらかというと風通しと日光のほうが重要ですね。やはり樹冠の高いところに生息していることが起因しているのでしょうか。空気がかる~く流れる程度にサーキュレーターで動かしてやるのがおすすめです。初心者の方がやらかしがちなんですが、ビカクにサーキュレーターなどを直接当てると葉から水分が蒸散して死ぬので絶対に当てないように。(ビカクに限らず湿度を欲しがる植物全般に当てはまる)周りの空気ごと動かすイメージで空気の流れを作ってください

あとコロナリウムと同じで貯水葉の保水性が比較的高い種類なので乾かし気味にしてから水をやること。水苔に若干湿り気が残る程度でやるのがコツかなと。ネペンテスで例えるとビーチーやベントリコーサぐらいの感じです。湿度はそこそこ耐性があるっぽいのでよほど乾燥してなければ気にしなくていいと思います。(ちなみにうちは冬は60~80%ぐらいを前後してます)
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Platycerium Durval Nunes

なんだか安くなってたから入札した個体。マダガスカリエンセとステマリアの交配種ですね。ちなみにこれはメリクロンです。
メリクロンとはいえそこそこ値段は張りました。前々から欲しかったのでつい……。

管理に関してはそこそこ通風ある環境で水を切らさないようにって感じで。マダガスカリエンセに準じる形ですね。感触としてはマダより乾燥にも低湿度にも強いかなーと。育て始めてまだ数週間なので大したことは言えませんが、割と丈夫で手がかからないかなと。

マダとか低湿度だったり水切れ起こすと成長点がいびつになったり根がダメージ受ける印象なんですけど、この子はステマリアの血が入ってるだけあってそういうことはなさそう(?)そもそもビカクシダの管理として完全に乾かすのはビーチー以外アウトですけどね。ズボラなのでよく乾かす

余談ですがビーチー(ネペンテスじゃなくてビカクシダのほうね)は日光と風によく当てて完全に乾いてから水をやると根をよく張って丈夫な個体に育ちます。真夏の直射日光でも大丈夫。むしろ当てないと徒長の原因になる。少しスパルタなぐらいな管理が我が家ではちょうどよかったです。参考までに。

ダーヴァルヌネスは初心者向きの良種だと思います。オススメ。

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まだまだ冷えるのでLEDで育ててます。リドレイはIKEAのLEDをだいぶ近距離で照射してますが葉焼けもせず徒長もせず。これぐらいがちょうどいいのかなと思っています。おそらくもう2,3灯で多角的に当てるのがベストなんでしょうけど。もうすぐ外に出せるのでこれでお茶を濁しています。

ダーヴァルのほうはAmazonで買った激安ライトで適当に当ててるんですけど、これで普通に育ってる感じです。ステマリアの生息域は知りませんが、マダは生息域が雨林帯なのでおそらくそこまで光量は要らないでしょう。割とマダよりの交配種(だと思う)のダーヴァルも同じく。


ダーヴァルヌネスに関してはほんと手探りなのでもうちょっと詳しく育成方法を記載できたら良いかなと。時間のあるときに少しずつ書き足そうかと思うので適当に参考にしてもらえれば幸いです。